my organicのブログ

organicな心理セラピスト

人は強みの発揮よりも弱みの克服に多くの時間を費やしたがるよという話

自分を変えたい人のループ

『自分に自信を持ちたい』

そう思わない人って、いるんでしょうか。

 

自信を持ちたいのはどうしてかと訊ねると

  • 私は気持ちがブレるから
  • 集中してやっている時に邪魔が入ると気持ちがすぐに途絶えるから

う〜ん。それって、みんなそうじゃないですかね、、

 

うまくいかないと途中で飽きたり、

楽しそうにしている人を見てしまうと他のことに気が逸れてしまったり、

あの時はやるぞ!と決めたのにもう諦めようとしている自分がいる。

なんかやる気なくなってきた…みたいな。

 

じゃあ、ブレないためにはどうればいいと思う?

「自分に自信を持つことかなぁ」

あら⁉︎

また元に戻っていますよ。

 

人ってこうしているうちに月日は経ち

「そのうちいつか」「もう遅い…」「今さらやったって…」「どうせ…」

何かのせいでブレているようで、自分でブラしているループともとれます。

 

  • ブレない自分になりたい
  • 自信を持ちたい
  • こんな自分でいいと思いたい

その前に、自分のブレを明確に知ること。

 

何が自分を陥らせていくのか??

みんなもってる“ブレ”とどう向き合うのが良いのか、わかっているようでわかっていない私たちがいます。

 

幸せとは何かがわからなくなる時

自信はいつからなくなったのかなぁ。

自信がないことは、いけないことなのかなぁ。

そんな風に思うようになるのってアラフォー世代だよなぁ。。

そんなことを考えていたら、

『ミッドライフクライシス(中年の危機)』を少しだけ懐かしく思い出してきました。

 

20代30代、夢中で頑張っていた頃に価値があると思っていたことが、今は意味を見出せなくなってしまい、自分の人生の意味や目標がわからなくなってしまう

それが『ミッドライフクライシス(中年の危機)』というもの。

 

子供が成長して手がかからなくなってきたら急に未来が不安になったり。

仕事に燃え尽き健康を害した自分を目の前にしたとたん将来に希望が持てなくなったり。

効率と生産性を追求するあまり周りに強くあたるようになった自分が、ポツンといる。

 

私も、ミッドライフクライシス(中年の危機)真っ只中だった42歳頃を思い出します。

my organic開業3年目でした。

 

結婚がゴールではないように、

やりたいことを形にしたら終わりではありません。

本当はそこからなんだと思います。

 

上手くいっていた時の自分も本当の自分。

危機に陥っている自分も、本当の自分。

頭でわかっていても、それを受け入れることができない何かが自分の中にあるのです。

 

食と身体と心のホリスティックバランスに至った30代。

ウェルビーイングを意識し駆け抜けてきた40代。

大事なことを忘れずにいれば、50代もなんとか充実できる気がしてきます。

 

 

幸せは何からできている?

近年、企業や自己啓発としてもよく耳にするウェルビーイングと言う言葉は、みなさんすでにご存知かと思います。

ウェルビーイング『幸福』と訳されますが、ハピネスの『幸福』とはまた違うニュアンスとなります。

決定的に違うのは、ハピネスは瞬間的に「幸せ〜♡」と感じるもので、

ウェルビーイング持続的に感じている満足な状態

 

いつも幸せいっぱいのキラキラ人生(躁的防衛かもしれない)ではなく、

自分も周りの人も心身共に健康であり続けることを重要視しています。

 

心身の健康とは

病気をしない鬱々としないことではなく、

辛いと言える、休める判断ができることも含まれます。

 

ちなみに、ウェルビーイングで自分の強みの徳性を知るために

『PERMA』というテストがありますが、

これを有意義に測れるのは中年を過ぎてからかもしれません。

 

Positive Emotions ポジティブ感情 =嬉しい、楽しい、感動

Engagement 没頭や没入 =時間を忘れて積極的に関わる(フロー状態)

Relationship 豊かな関係性 =援助を受ける、援助を与える

Meaning and Purpose 人生の意義や意味 =自分は何のために生きるのか

Achievement/ Accomplish 達成や完遂 =最後までやり抜く

 

ウェルビーイングによれば、幸せはこれらからできているというわけです。

 

人生には20代、30代、40代、50代、60代なりのフェーズがあり、

それは必ず変化していくものだとは限りません。

だけど、環境が変わったり状況が変わったり時代や仕事が変わったりすれば、自分側の変化を社会から要求されることにもなります。

適応するのか順応するのか。

それは自分の意思か受動的かの違い。

 

本当に若い時はどちらも自分の成長のためにできるものです。

ところが、自分の価値観が出来上がってくる35歳〜45歳頃になってからだと、自分側の変化への要求はただただストレスでしかなくなるわけです。

生きていれば自分の変化も避けられないが、それができるのも幸せ。

 

自分は現状維持でもいい

今の幸せが、このまま平凡に続くといいなぁ〜

自分は多くを望まない、このままでいいんだけどなぁ〜

なんて、誰もが思うことでしょう。

 

頭でそう思っていつもと同じことの繰り返しでいれば、実は衰退してしまいます。

現状維持をするにはちょっとずつ前進していなければなりません。

 

これは、気づかないくらいおそ〜い“動く歩道”のようなイメージでいいかと。

地球に立っているだけ(場所を維持している)でも地球は周り気がついたらあっちから太陽がやってくるんですから。現状維持ってゆる〜い前進ありき。

 

話を戻して、

ウェルビーイングと幸福、それは

満足した状態+幸福な状態+充実した状態

自分に関する肉体・精神・社会がそういう状態です。

 

側から見れば、自分はそう思われている。

ところが

他者からの評価でついた自信は脆いのです。

心身健康で、社会的に“役立っていること”ではなく”役立っていると理解できていること”が肝心。

 

事実、素晴らしいお仕事に従事されていても“私はできていない”にばかりフォーカスしていれば、その人は自分が社会に役立っているとは真に理解していないとも感じ取れます。

それは自分自身も、他者から見ても悲しいことです。

 

幸せを感じることができる力を育てる

【パーソナリティ心理学】

人間の行動や判断のもとになる考え方や傾向のこと。

いわゆる「その人らしさ」ですね。

性格は、持続性や一貫性のある行動様式で先天的なもの(またはごく幼少期に見につけた)

人格は、持続性や一貫性のある社会的役割で後天的に身につけたもの

こうして、思考と感情と行動が自分というパーソナリティをつくっています。

 

ポジティブ心理学

良くも悪くも優劣はないパーソナリティを正しく理解していれば強みの徳性を自分自身と社会に生かすことができます。

 

昨今、コーチングやコンサルティング、カウンセリングやセラピストに幅広く使われている心理学の基本概念。

パーソナリティ心理学やポジティブ心理学を使ったセッションでは、

視点を変えることで得られること、強みの徳性を能力として発揮する重要性を学ぶことができます

それは、人は一人で視点を変えることがいかに難しいということや、人は強みの発揮よりも弱みの克服に多くの時間を費やしてしまうことも教えてくれます。

 

私たちはいつでも遅くはありません。

ネガティブな心を変えることにチャレンジしてみませんか☆

 

 

さて、こんなことを本気で考えた朝。笑

ホウレン草&パセリのディップでささみバーガーをつくります。

猫は美味しさギュッと詰まったささみスープを飲み、ニンゲンはパッサパサのささみを食らう。笑

この日はご来店ひっきりなしで、、

11:40に早弁しといて正解!

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今日はかなりの長文でした。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今週末のmy organicは、お休みとなります。

素敵な週末をお過ごしください♡