my organicのブログ

organicな心理セラピスト

自己成長の秘訣を他者視点で見直してみる

「頭ではわかっている」のにどうして?

頭でわかっているけどできない。

誰もが共感できるこのフレーズ。

 

自分自身はどうか考えてみました。

 

本を読む時に、自分の考えをベースにいちいち反論しながら読むとします。

相手が何かを話している時に、次に「自分が言うことを考えながら話を聞くとします。

新しいことを学ぶ時に、疑惑を抱えながら真実を暴こうと挑むとします。

どうですか?これじゃあ学びが入っていく隙間がない。

 

だけど、私自身、以前はそうでした。

だから、相手が言ってくれてることがめっちゃ正しいと思えるのに、自分の中で活かせないんですよね。

 

誰かの不平不満や文句話を見聞きするたびに、まるで他人事のように

じゃあこうすればいいやん!とか、もっとひどいと、なんでこうしなかったの?バカじゃないの⁉︎とすら思ったりする自分に気がついたとき。

ならば自分はどうか。と素直に自分の胸に手を当てて考えてみるんです。

「あ!私だってやってるわ、、なんならもっとひどいわ、、汗」そう思うことがあるんですよね。

 

わかったつもりで頭に全然入ってない。

頭に入ってないからすぐに忘れてしまい行動にのせられていないという現状。

そんな自分が嫌になる。

 

昨今、SNSでもメディアでも、「できる人系」の内容が多すぎて、

「いいね!自分もそう思う!」と“反応”したのに、実際の自分はそんな人間に完成してないので、どんどん自信を無くしているようにも見えます。

もしくは、何かに焦ってるような。

 

じゃあどうすれば“完成できるの?”よりも

どうすれば“そうなったかのように見えるのか?”を意識した日々に、何を感じるのか。

 

私がセッションで使っている交流分析には「粗探し」や「さぁ捕まえたぞ」という心理ゲームがあります。

心理ゲームをしているうちは成長しないし、本人も本気で成長したい(変わりたい)と思っていないことが多いのです。

正確には、心理ゲームをしていると本人は気づいていないので。

 

自分が矛盾してることに気づいたり認めることができるといいのですが、

気づきたくないし認めたくないので、言い訳がましく合理化させたり、物事を歪めて捉え(歪曲)がちになります。

 

だからこそ、どうでもいいような相手の些細な欠点やミスを探し出して避難したくなるのですが、それをした後で人生にも自分にも充実感を感じないのがゲームの特徴。

例外なく独りで虚しくなるんです。

 

無意識にやってしまう反応

諸説ありますが、例えば人には6つの反応タイプがあります。

私たちが無意識にやっている最初の反応のこと。

 

相手の粗を探して自分が一段上でいようとする反応は、

奥にあるのは自信のなさだったり、

自分は本当は大したことないのではないかという恐怖だったり、

本当は自分が思っているよりもちっぽけなのではないかという不安だったりもします。

 

だけど、人は間違うことだってあるし、人にはもともと優劣がありません。

その部分ではあの人には敵わないな、だけどこの部分では私の方が得意だ、あの部分ではあの人はズバ抜けてるけど、この部分は頑張らなくてもできるぞ。など

本当は比べようがないんですから。

堂々としてたっていいんです。

どのみち他の人から見れば間違っているものなので。

 

学びたい意欲、成長意欲があるのはとっても良いことです。

読書で他人の見解や意見を読むことも、講師に教わることも、

ゼロベース思考で聞く姿勢をもたないと、せっかくの学びも身につかないので、勿体無いですよね。

 

新しい視点や新たな気づきが欲しくて学ぶのか

それとも

自分の考えが正しいと確認したいから学ぶのか

でだいぶ変わってくるので、ちょっと立ち止まって考えてみましょう。

 

例えば以前は、楽しいことをどんどん取り入れてこなしていくことが成長だと思っていたけれど、今はじっくり物事に向き合えることが成長だと思ってるなぁとか。

 

ポジティブになろう!と頭で考えてポジティブに変われる人っていないと思います。

いいとこ1〜2日でしょう。

 

意識的に自分を俯瞰できるのは上級者。まずは初級編から。

コミュニケーションや対話を分析できるツールを使って自分の現在地を知るのに、めちゃくちゃ役立つのが交流分析なんです。

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自分事に置き換える能力を身につける

ある日、

『したい』と『楽しい』は脳にとって全く違うという話を聞きました。

違いは、終わった後に充実できるかどうか。

身体を動かすことが好きで、したいと思った時に気分でやって、疲労で仕事にならなかった3年前。

食べることも好きで、気分で食べ過ぎて、体重が増えすぎイライラする自分にさよならした6年前。

自分の体力や体調は、日々違って当然なのでいつも均一なメニューでは変化も成長もありません。

同じことを繰り返して思考停止しているのですから。

 

なぜ達成できないのか・・・?

その度に、自分軸をブンブンぶれさせて、視野を広げました。

できない理由探しをやめ、自分にあう方法探しもやめました。

いつまでも運動を楽しめる快活と健康寿命のために自分自身との契約に変えた時から、スタイルも健康レベルも簡単に維持できるようになったのです。

 

やれオーガニックや〜、やれオーストラリアや〜、やれworkoutや〜言ってましたけど、『スタイルと健康レベル』が、私にとって最も重要なことだったってことですね。

 

そして、コーチングやカウンセリングでは自分を変える契約を結ぶのですが、やっぱり契約って大事なんだな〜と思ったのでした。

ダイエットも、アレルギー体質改善も、円滑な人間関係も、ポジティブスキルも。

まず自分事に置き換える能力がないと実現できないってことですね!

 

昔から「木を見て森を見ず」や「明日は我が身」、「我田引水」など、自分のことしか見えない的な諺がありますが、

相手に謙虚に、自分に正直になると、それだけでも充実感が得られるものです。

 

自分自身ができてないことに気づくのは、な〜んにも恥ずかしいことじゃないよ!

むしろ自分を好きになる。相手を愛せるようになる♡

 

私また気づいちゃった。

そんな小さな気づき+実際に行動変化の積み重ねで、みんなのお役に立てたら、嬉しいです。

相手の認知スタイルを理解できると、人にもっと優しくなれます。

今日も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。