モノの付加価値
新たに付け加えられた独自の価値。
例えば、セッションや施術にも付加価値はありますよね。
昔から、あの人のゴットハンドマッサージは1回10万円で半年待ちだとか、
著名人のセッションは300万円で2年待ちだとか⁉︎
“モノの効果”って、何かしらはあるものですが、
その変化を一定期間たどってみて、悪化と取るか改善と取るか。
または、
これは変化ではないと取るか、一時的な変化をこれはバケモノだぞ！！と取るか。
この解釈の違いは、その人の歩んできた道と歩みたい道にもよりますが、
当然ながら立場によっても変わってきます。
与える側なのか受け取る側なのか、ということ。
売りたい人と買いたくない人の間でしばしば起こる“ゲームもの”でもあります。
昨今、モノの付加価値だけが先走りすることがあり、
1回きりで10万円、1回きりで100万円というのを、こんな田舎でもよく耳にするようになりました。
カウンセリングではあまり聞きませんが、
いわゆる『セッション』や『施術』といわれる類でもよく耳にします。
とにかく付加価値を追い求めていたい人って、実際に結構います。
100円のものを1万円に。
100倍、1,000倍にして、それがたった1人に受け入れられた時、自分の価値が上がったように錯覚することがあり、ギャンブルのようにハマってしまうのです。
実は、あるパーソナリティタイプの人たちに目立ってそれが出てくることがあるんですよ。
1回100万円を盲目的に信じているある人が、こう言いました。
「そうですね、効果がある人とない人がいます」
「やはり効果を感じやすい人と感じにくい人がいます」
人間そりゃそーでしょーけど、
100万円で効果ないはちょっと…あれじゃないですか？
素人感覚でそう思ったとしても、
価値があると思った人が100人に3人いれば大成功。
７割がたは、効果があるかないかはよくわかっておらず、ないと言えばないし、あると言えばあるといったぼんやり感。
その７割をどう扱うかが、彼・彼女たちのミッションかもしれない。
思考を戻すということ
ヘッドマッサージは大切です。
頭脳が疲労困憊すると、ろくな考えが出て来ません。笑
つまらないことでイライラしたり、必要以上に凹みすぎたり、自分勝手に爆発したり。
私も日頃、仕事に子育てに、そこにさらに何としてもプライベートを！と色々考えるので、頭がパンクしそうになります。
なので、こまめにエッセンシャルオイルやクレイなどのアイテムでケアをしています♡
施術者（セラピストやコーチなど）が頭をマッサージしたがるのはなぜ？
それは、頭の中を変えたい、思考を変えたいからです。
それとも、手っ取り早く思考を洗脳したい⁉︎
イマイチ納得できないあなたが“正常にごねた”とき
「素直な思考じゃないですね」というようなことを言ってしまう施術者には十分注意してください。
その人の目的は、支配欲に駆られた相手の洗脳かもしれません。笑
確かに私たちの脳は身体の司令塔です。
生理学神経学として有効にみえるやり方も、人間社会という環境システムの中では、ごく狭いコミュニティシステムの中でしか発揮出来ないでしょう。
あなたが『悪化したみたい』と言えば「悪いものが出ていっているのだ」と言われるし
あなたが『良くなった！』と言えば「これのおかげだ」と言われる。
一番多い意見、『よくわからない…』に対しては、
あれこれ体調変化や気分の変化を尋ねられ、必ずや100万円のお手柄に着地するようなシナリオになっているものですから。
自分の意見を言うことは何も悪いことではありません。
ただ、相手を尊重し決して失礼のないように言うことは、最低限のマナーでしょう。
闇雲に議論することは、余計なエネルギー消費となるので良いとは言えません。
個人的には、
300万円のセッションも、100万円のトリートメント施術も、
言うほど効力は持たないかなぁ〜というくらいの解釈レベルでいます。
決して全くないとは言いませんが、
高いのだから良いに決まっている！というプラセボ（思い込み）なくして成り立たない部分があまりにも多く、
それはつまり、自分自身の能力を信じておらず自分自身を軽視しているということにもなります。
やっぱり魔法を信じたい。
また、
与える側は、決して自信があるわけではないのかもしれません。
本当に自信があるものならば、無理に高額に設定しなくとも皆が一目置いてくれるものです。
高額にブランド付けすることで他にマウントをとらずともイケるはず。
真に人の役に立ちたいのならば、の話ですが。
高額というその裏には、惜しくも２番手３番手を争うことになった人たちとの仲間割れや確執が見え隠れする事実を避けることはもはやできないのですが、
さらに波動の効果をつけ加えて謳うことは、これまた残念なことです。
※量子力学で考え出すと終われないので、あくまでも一般的な理解の中で
自分にとっての価値を明確にしておく
例えば、
①自分の体感を、モノの最大限の効果を得られる方へ寄せるか？
＝寝不足はないか、休養はとっているか、飲酒は控えているかなど、せめてフラットな状態へ近づけるよう自分で努力すること。
②価格を自分自身へ寄せるか？
＝手が届かない価格は意地になったり無理して得ようとしない、現在の身の丈に合う価格を見極めること。
身体の健康状態や、心の情動に大きな問題があっては効果も半減以下になりますね。
実際に、私もセッションをさせていただいていますが、
家族や個人に複雑で深い問題がある場合は、これを取り扱わず専門家をご紹介することもあります。
世の中には、
１回100万円でも効果がなかったという人はゴロゴロいるし、
効果がありすぎた！という人もゴロゴロいる
どちらにせよ、そう思いたいのですから、本人が感じることを変えることはでません。
あの手この手で説得しようとしても折れない人がいて、
説得できてもクールングオフを使う人がいるだけのことです。
・自分が受ける側の時には与える側の気持ちになって聞いてみると見えてくるものがあります。
・自分が与える側の時には受け取る側の気持ちになってプレゼンしてみると見えてくるものがあります。
おかしなことに、自分で２役やってみると、全く違う人格に気付かされるものです。
それが人間というもの。
しっかりとした目標を持って目的を見失わず、自分も他人も尊重できていればみんなOK！
人の意見は参考にしても周りの言葉に惑わされてしまうようでは、自分もまだまだだなぁ〜と思いつつ、
常に自分の中に答えを持って生きていたいですね☆
健全なコミュニケーションで、人の役に立ちたい。
セッションでは、自分の価値観を知ることから始めます。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今年の花粉症は驚くほど楽でした。１週間ほどで終わった感覚です！
桜も散り始め、お庭のジューンベリーが満開です。
