my organicのブログ

organicな心理セラピスト

「自分をありのままに直視する強さ」が自分を信じる力の素材となる

少し前に、セッションにて

「心を強くするのには食以外に何が大切ですか?」というようなご質問をいただきました。

心の強さをどう定義するかにもよりますが、、

一言では伝えることのできない、深〜いテーマです。

 

何かあるといつも心の中に、

「弱い自分が嫌い」「強いのか弱いのかわからない」「もっと強くなりたい」と思う自分がいる。

 

それは、何かしらの度に「心が弱い」と感じさせられているからでしょう。

もしかすると、そう感じているのは自分自身だけなのかもしれません。

 

健康面でも性格面でも、「なりたい」思うということは?

「実際にそうなってない」から思うことなので、

今現在そうでない自分への不満が募り、その欲求と執着は向上心として勘違いされることもよくあります。

手に入っていないものや先の見えないものに対する挑戦は、前進している錯覚すら起こしてくれるからです。

 

漠然とした目標では、そこに辿り着けない。

けど、目標を掲げると自分のありのままを見ざるを得なくなる。

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山を歩いたりしながら心を整えるのが好きです。

 

ちょっと話は逸れますが、

一時的なやる気や幸福感を起こさせるドーパミンは、ありすぎても良くないもので、

10回のうち10回もらえる(毎回与えられる)ご褒美と、10回のうち2回しかもらえない(たまにしか与えられない)ご褒美とでは、後者の方がドーパミンがよく出て“虜”になるそうです。

考えてみると、私たちの生活に密着しているものが多く思い出されますね。

 

なにをもって「心が強い」とするのか

以下の3人は、自分なりに一生懸命人生を生きています。

 

Aさんは:自分の価値観を持っていて、それを意見として表現する人。

Bさんは:建前としては調和していますが、心の内はそうでないという自分がしっかりとある人。

Cさんは:逆境に強く、人は人と割り切ってガツガツ進んでいける人。

 

周りからは心が強いように見えても、皆それぞれにストレスを抱えながら、心が弱い自分と度々過ごしているかもしれません。

人は他人の芝生の方が青く見えたりするものです。

 

 

例えば、他の人から見れば、Aさんは傲慢で浅はかな人かもしれないし、Bさんは頑固や優柔不断な人かもしれないし、Cさんは空気を読まない無責任な人だと思われているかもしれないのです。

 

『あんな風にもこんな風にも思われたくない!』と強く思っても、すべての価値観の人たちに自分をよく思わせることなどできるはずもなく、これをテーマに生きている人は残念ながら、ほぼ永遠に満足感と幸福感が訪れないことも少なくありません。

 

また、「どうせなれない」と思っていれば、脳はその通りに行動や発言を促し辻褄を合わせています。

でも「なりたい」と思っていれば、なれるとも限らない。

 

ちょっと頭がこんがらがるかもしれませんが、

「なりたい」という願いや目標、行動や言動に辻褄が合わなかったり、対象物との関わりに生産性が見られない場合、

「なりたいという状態そのもの」を脳は維持しようとするので、

達成しそうになったり、目の前にご褒美が見えてきた途端に気持ちが冷めてしまうのです。

本当は達成したくはないのです。(無意識に)

 

手に入れられなくて頑張っている自分が好きなので、なってしまったら“つまんない”ことを知っているのです。

 

長年の不調が治らない方などによく当てはめられますが、

『本当は病気が治っては困る』という深層心理も、ここに繋がってきます。

 

意外なところに「弱さの習慣」があるかもしれない

物質に溢れる世の中で、物質以外のものを追い求めては手に入れることができず、手軽に身近な物質で自分をなだめている。

という現状があります。

 

それは、簡単には手に入らない目標設定のせいなのか?

向上心を持って錯覚を起こしているせいなのか?

 

誰もが人の役に立つ人間でありたいと思いつつも、与えた後は自分にも与えられて当然なのだ。と欲しがる自分がいる。

見返りは求めてないけど、あんなにしてあげたのに。と思ってしまう。

与えても、もらっても、どちらにせよ満たされませんね。

でも、なぜだか分からないけど、やっぱり満たされない“弱い”自分がいる、、

 

もっともっとと貯め込み、持っているものの何かひとつでも失うことを恐れている心の段階は、減らないことに拘りがちで、豊かな心を手に入れたくても遠く険しい道のりになってしまいます。

さらに、『こうあるべき』という狭い視野や考えが、豊かな心のあり方から私たちを苦しみへと近づけます。

 

他人の言動に、いちいち反応しては理論で反発したり、言い訳をして自己正当化している自分がいる。

 

自分の姿をありのままに直視する強さ 

自分ばかりが削られているようで損している気分になってはいませんか?

 

どんな自分も大切な自分の一部であると捉えるならば、変えることや変わること、手に入れることや手放すことを“心の強さ”の報酬だと必要以上に拘らなくなるはずです。

 

本当に豊かな人とは、たくさん持っている人ではなく、たくさん与えられる人なんだと思います。 

惜しみなく与えることで自分の方が満たされていける。

そんな生命力に溢れる人間になりたいものです。

 

 

ありのままを直視でき、自分の行いと歩みが自分自身そのまんまだと理解できたら、

その後の良い習慣の継続は、さらに成長した自分を見せてくれること間違いないでしょう。

 

時に気分や体調が下がったりしても、また自分の力で戻れるということを身体が記憶しているし、その積み重ねが自分を信じる力の素材となり、自然と与えるという行為で生命力の表現をしたくなる

 

my organicのセッションでは、

ただ食事と運動から健康管理をするだけでなく、

(アドバイスコースまで)

栄養と代謝をマスターするだけでもなく、

(アドバイス〜カウンセリングコースまで)

心の栄養として自分には何が必要で何が最優先項目なのか?

(アドバイス〜カウンセリング〜マインドセッションコースまで)

そんな気づきや発見も交えながら実践的にトレーニングしていきます。

 

 

何かを信じ何かに頼りきり、その結果あたかも自分の内側から生み出されたもののように見えても、

外からの働きかけがなければ出せなかった情熱は、やはり受動的な結果。

 

ゆえに、日頃自分の意思で動いているように見えても、何かに駆り立てられているうちは受動的なため、身についていかないのです。

 

どんなに小さなことも、自分自身の中から能動的に生み出されたものは、本来持つ自分の強さを徐々に引き出してくれます☆ゆっくりと。

 

何度も同じことを質問するのは恥ずかしいことですか?

 

できてない自分の自覚。

ありのままに直視できる強さ。

 

あなたにとって、心の強さとは何だと思いますか?

 

このブログと内容は違いますが、

とても良いご質問でしたので、数日後にメンバーさま限定で情報共有をさせていただきました♡

 

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昨年のGWは、コロナのパンデミック真っ只中で西山公園の入園禁止、

ツツジの蕾は咲く前に全てが摘み取られてしまいました。

今年は、こんなにきれいに咲いてましたよ〜♡

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。